【動画あり】デイドリームビリーバー 森川ココネ(高畑充希)Ver ボカロVocaloid5について【打ち込み,MIX,マスタリング】
こんにちはちゃんねこです。
今回、デイドリームビリーバー 森川ココネ(高畑充希)Verを
最近発売されたVocaloid5でカバーしたので
それについて書きたいと思います。
【Kaori】デイドリームビリーバー - 森川ココネ(高畑充希)Ver 少しアレンジ - ニコニコ動画
今回カバーしたデイ・ドリーム・ビリーバーについて
元々はThe Monkeesと言うバンドのDaydream Believerという曲が原曲です。
デイ・ドリーム・ビリーバーとして歌詞を日本語訳し発表しました。
それの映画「ひるね姫」という主題歌でアレンジされ高畑充希さんが
ストリングス、ピアノ、アコギを用いた爽やかなアレンジと
高畑充希さんの柔らかい声が素敵です。
アレンジ
アレンジはほぼリファレンス通りなのですが
ストリングス、ドラム、ベースを少し変更しています。
ガラリとかえるというよりも
自分が、「ここはもう少しこうしたいな。」
と思った所を変更しました。
意識しないとわからないけど確かに変わってる。
バレないように、けど確かに変わってる。
というラインを狙いました。
ストリングス
変更点は二点です
Aメロ2の二回し目を原曲のリフに近いメロにしました。
これは遊び心です。
もう一点は
大サビを全体的に変えてあります。
これはリファレンスと差をつけるために好きなように書きました。
ドラム
今回使用した音源は皆使ってる大定番Addictive Drums 2
XLN AudioAddictive Drums 2【送料無料】
変更点は二点です
サビの前半のキックをシンプルにしてノリを良くしました。
リファレンスが
ドン・タン・ドドン・タン(ドンがキック、タンがスネア)
だったのを
ドン・タン・ドン・タン
という感じです。
最初にリファレンスを聞いたとき
こっちの方がグルーブ感?(よく分かってない(笑))
がいいと思ったので変えました。
もう一点は
リファレンスのサビ2の前半のパターンを大サビの後半に持っていき
サビ2の前半のパターンはリファレンスのサビ2の後半と同じにしました。
毎泊スネアを叩くパターン
タン・タン・タン・タン
は追い込むように盛り上がるので大サビの方が合ってると思い変更しました。
他は無駄に再現したと思ってます。AhAhのところのライドとか。
ベース
大サビを変更しました。
上でも書いたとおり
大サビは
曲の集大成で尻上がりに盛り上がる
何度も聞いているので飽きられないように変化をつける
ことが重要だと思っています。
リファレンスは他のサビと大サビであまり変わりなかったので変更しました。
ボーカロイド
使用したボーカロイドはVocaloid5のKaoriです。
デモで使ったことがあるボカキュー(Vocaloid for Cubase)
VOCALOID/ボーカロイド Editor for Cubase VOCALOID4 Editor for Cubase
よりも人間味を意識して作られているようでより人間味を感じました。
反面、クセが強く感じました。
正直これまでのVocaloidの方が扱いやすいと思いました。
Vocaloid5にはスタイルプリセットというものがあって
歌い方、声質、エフェクトなどのプリセットをジャンルで選べます。
手軽に調教したいという人に向いていると思います。
またVSTで使えるようになったので、Cubase以外のDAW内でも
使えるようになったのは大きいと思います。
Vocaloid5についてはまた後日、記事にしたいと思います。
ミックス
ミックスは書いていたら長くなったので詳しくは後日書きます。
今回はアコースティックギターとベースは生で録音しました。
ピアノはMIDIでリアルタイムRecしそれを修正しまくりました。
リファレンスはほぼ生音と思われ、生楽器のグシャっとした倍音
を意識しました。
少し意識しすぎて失敗した面もあります(笑)
サチュレーションやエキサイターで生感を出したかったのですが
これらはついかけすぎてしまうので注意が必要ですね。
ほんのり変わったかな程度を意識したほうがいいと思います。
ヴォーカロイド
今回、ヴォーカロイドなのでミックスは簡単だと思ったのですが
Vocaloid5は子音や破裂音やクリップに近いノイズがあったので
ピッチやリズム以外は生と同じような面倒さがありました(笑)
IZOTOPE RX 6 STANDARD COMPLETE AUDIO REPAIR
ノイズ系は全部iZotopeのRX6のプラグインで処理しました。
RX便利すぎバンザイ(笑)
マスタリング(動画サイトでの音圧の違い)
マスタリングでも生感を意識しました。
まずリバーブが入っていない段階でWavesのCenterでSideをわずかに上げました。
そしてバスコンプをかけました。
iZotope Ozone 8 Standard【8/31正午までの期間限定!Mix & Masterキャンペーン特価】
生感を出すために、iZotopeのOzoneのEXCITERを使いました。
OZONEは少々値がしますがMusic Production BundleならNeutron、RX6、Trash、Nectorも入っているので
これをセール時に買えばかなり安いです。
普通にOZONE ADVANCEより安くなるので。
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生音系の打ち込みだけだと整いすぎていてスカスカになってしまいます。
ミックスの段階でもかけるのですがマスタリングの段階でかけるとまとまりが出ます。
空気感やまとまりみたいな所はマスタリングで調整したほうが自然にいい結果になる気がします。
EQもOzoneでハイを少し上げました。iZotope製品は大抵がMidとSide
帯域毎に調整できるので非常に使いやすいですね。
OzoneやNeutoronというと、自動アシスタント機能に注目されがちですが
普通にチャンネルストリップのプラグインとして優秀だと思います。
マキシマイザーはSoftubeのWeiss MM-1、最後にSlate DigitalのFG-Xです。
FG-Xはお気に入りです。
その前にもOZONEのマキシマイザーをかけてあります。
マキシマイザーは単独でかけるより複数でかけたほうが自然になりますね。
動画サイトによる音圧の違い
今回、ニコニコ動画とYouTubeに動画を投稿したのですが。
ニコニコ動画
は音圧が高くても潰されないのですが
YouTube
は-13~14LUFSを超えると潰されるらしいので
YouTubeは-13LUFSを超えないように調整しました。